杵築市長選挙が28日に告示

藤本 治郎(無、新、61)

 杵築市出身。大分県立杵築高校卒。飲食業を経営。2011年に杵築市議に初当選。議長を務めた。市身体障がい者福祉協会長。

永松 悟(無、現、71)

 杵築市出身。同志社大学法学部卒。大分県福祉保健部長を最後に退職後、2013年から杵築市長に就任。現在3期目。

衛藤 竜一郎(無、新、51)

 杵築市出身、帝京大学文学部社会学科卒。民間企業で勤務。現在は、会社役員。2019年に市議会議員に初当選した。

亀甲 ヒサヱ(無、新、82)

 旧山香町出身。旧立石中学校卒。小学校の用務員などを務めた。元山香町職員。家庭菜園で作った料理などをするのが楽しみ。

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 任期満了に伴う杵築市長選挙と市議会議員補欠選挙が28日、告示された。投開票は10月5日。
 市長戦には、届け出順に、元市議の藤本治郎候補(61)=飲食業、無所属、新=、4期目を目指す永松悟候補(71)=無所属、現=、元市議の衛藤竜一郎候補(51)=会社役員、無所属、新=、亀甲(かめのこ)ヒサヱ候補(82)=無職、無所属、新=の4人。
 藤本候補は、市議会議長の経験者。市議を辞職して挑む。「活気ある杵築を取り戻す!~対話から始まる『開かれた市政』を目指して~」を掲げて、活性化に向けて▽次世代につなげる▽地場産業に活気を▽人口減少の歯止め、の3つの「挑戦」として、市民主体の市政を訴える。
 永松候補は、3期12年の実績を打ち出して支持を訴えている。「将来の未来をみんなの力で」として、第3次総合計画の「わくわくプロジェクト」を前進させるため▽JR杵築駅の周辺整備▽「移動の自由」をすべての人に▽歴史を守り未来の観光をつくる、を掲げる。
 衛藤候補は、市長戦2回目の挑戦。「新しい杵築市へ 杵築 前進 今、動く!」として活動。「全ての市民が当たり前の日常、ありふれた幸せを享受できる街づくり」を掲げ▽人口増加のための施策▽一次産業の若者政策の推進▽商人の街再開発、を訴える。
 亀甲候補は、当初は市議選の説明会に参加していたが、市長戦に挑戦することに。「みんなが幸せでないと、自分も幸せにはなれない。皆の気持ちを1つの『和』にしてほしいという思い。納得のいく行政にしたい」と話す。市内の駅のエレベーター設置や高齢者の移動手段の確保などを訴える。
 藤本、永松、衛藤の3候補はそれぞれ市内で出陣式を行い、支持者に見送られながら、7日間の戦いをスタート。亀甲候補は午前中に立候補届けをすませた。
 また、市議補選は、木元洋一郎候補(63)=社会福祉法人理事長、無所属、新=のみが届け出て、無投票で当選が決まった。