デュエットなどで別大生2人が活躍

「IBTF世界テクニカルバトントワーリング
選手権大会」で演技を披露する2人
優秀な成績を修めた
(左から)日野綺音さん、渡邉結愛さん

 別府大学の学生2人が8月8日から10日にかけて、イタリア・ミラノで開催された「IBTF世界テクニカルバトントワーリング選手権大会」に日本代表として出場し、デュエット(シニア)部門で第2位、アーティスティックペア(シニア部門)で第3位に輝いた。
 出場したのは、国際経営学科3年の渡邉結愛さん(20)=由布市=、食物栄養学科2年の日野綺音さん(20)=大分市=。
 日本代表に選ばれたときの気持ちを渡邉さんは「2人で世界大会に出場することを目標に練習してきたので、安心した気持ちとすごく嬉しかった」、日野さんは「世界大会出場を目標にしていましたが、決まるまで不安は少しありました。選考されたときは、嬉しかった」とそれぞれ話した。
 世界大会を振り返って、渡邉さんは「先生方や母親、日本にいるチームのみんなが応援してくれたことで、緊張することなく、楽しんでパフォーマンスが出せた」、日野さんは「演技をかさねるにつれて緊張感も薄まっていきました。多くの方の支えを感じた大会でした」と述べた。
 成績について渡邉さんは「気持ち的には、すごく本番を楽しんで『自分たちらしさ』を見せることができたかなと思う」、日野さんは「『世界1位を獲得したい』という目標があったので、少し悔しいけど、自分の中で乗り越えた部分があった。デュエットの準決勝で3本落として、演技をすることが怖くなったのですが、踊るしかないので曲中に気持ちを切り替えることができた」と語った。
 世界大会は1年に1回あり、渡邉さんはこれまで個人とペアで狙っていたが、昨年からの日本の大会はペアに絞って「世界大会出場」を目標に練習してきた。
 2人は創立40年を迎えたE・STAR BATON TEAM(イースターバトンチーム)に所属しており、渡邉さんは小学2年生、日野さんは4歳からバトンを始め、渡邉さんが小学6年生、日野さんが5年生のときからペアを組んでいる。世界大会にはユースに、渡邉さんが高3、日野さんが高2のときにペアで出場している。
 今は週5日(火・水・木曜日3~4時間、土日祝日は4~6時間、月・金曜日は休み)で練習しており、大会前はほぼ毎日行う。今は九州予選が来年2月、全日本予選が3月に向けて練習を重ねている。渡邉さんは個人、ペアでの世界大会出場、日野さんは2人で世界大会の舞台で演技を披露することを目指している。