赤い羽根共同募金運動始まる

市民が赤い羽根共同募金に参加した

 大分県共同募金会別府市共同募金委員会、社会福祉法人別府市社会福祉協議会は令和7年度「赤い羽根共同募金運動」を1日から9日まで、市内18カ所で行っている。日赤別府市地区奉仕団など17団体が協力している。
 地域福祉の推進と位置付けられており、運動により集められた善意は、高齢者や障がい者、児童に対しての支援、身近な地域福祉活動費や災害義援金として役立てることが目的。
 JR別府駅東口広場で1日午前10時、オープニングセレモニーがあり、68人が出席した。
 髙橋洋明同委員会副会長(会長代理)が「共同募金は戦後の混乱期で家や家族を失って困っている子どもたちを支えることから始まりました。現在は地域で困っている人を支えることをテーマに活動を続けています。昨今の生活課題においても、募金活動の縮小や物価高騰などで募金額が減少しています。活動する方の体調管理や歩行者の方々にも十分配慮して活動してください」。
 協力団体を代表して内田淳子日赤別府市地区奉仕団会長が「共同募金運動は1947年に始まって以来、全国では毎年200万人と言われる募金ボランティアのご協力のもと、さまざまな活動が成され、お預かり致しました募金は地域福祉や災害支援のための支援活動に役立たれています。本日は通行人の妨げにならないように注意し、地域福祉の充実や災害時の支援のために頑張りましょう」とそれぞれあいさつした。
 その後、JR別府駅東口と西口などで募金活動を実施。市民は「赤い羽根共同募金へのご協力をお願いします」という声に浄財を入れていた。
 昨年度は、17団体延べ268人が参加し、46万4888円の浄財が集まった。