
長野市長に帰国報告をした
令和7年度別府市高校生サマースクールプログラムで、英国(ロンドン、バース)とニュージーランド・ロトルア市に短期留学した5人が1日午後5時45分、長野恭紘別府市長に帰国報告を行った。バース市とロトルア市は別府市と姉妹都市。
昨年度、市制100周年記念事業の1つとして「別府市高校生短期留学プログラム」を実施して好評だったことから、レガシー事業として実施した。
首藤希々佳さん(16)=県立別府鶴見丘高校2年=、中島未結さん(17)=同=、佐藤来依羅さん(16)=県立大分西高校1=、干潟凛子さん(同)=明豊高校1年=がロトルア市に、廣瀬紗希さん(15)=県立別府翔青高校1年=が英国に行き、7月19日から8月10日まで、現地のホストファミリーに滞在して、学校に通ったりした。
首藤さんは「言語の壁を感じましたが、多くの人とより話そうと思いました。帰国後も、外国の人に積極的に話しかけられるようになった」。中島さんは「得意のけん玉を紹介したら、みんな楽しそうに遊んでくれました。心理学を学びたいと思っていて、学校カウンセラーと話す機会が持てました。スラスラ言葉が出るようになった」。佐藤さんは「行く前は、コミュニケーションを取れるか不安でしたが、現地の人が優しくしてくれて、不安がとれた。帰ってからも連絡を取り合っています」。干潟さんは「マオリ文化と日本文化の違いを、建築に重点を置いて学びました。インターネットで見るだけでは、不十分だと思った。自分から行動を起こすことの大切さを学びました」。廣瀬さんは「回りに日本人がいなくて、帰りたいとも思いましたが、友だちが励ましてくれて頑張れました。米国と英国の英語の発音の違いなどを知りたかった。自分で行動が起こせるようになった」とそれぞれ話した。
報告書では、ネイティブの英語についていけず、不安に思ったことや、多国籍な人と知り合い、お互いを理解し合いながら、多くのことを学んだ様子が書かれていた。
長野市長は「学生時代にできるだけ早い段階で海外に行って交流することは、その先の人生を豊かにすると思う。短期でしたが、一生を左右するぐらいのインパクトを受けたと思います。この機会を生かし、感覚を大事にしてもらいたい」と述べた。