
取り組み発表などが行われた
「高齢者のフレイル・認知症対策健康会議」が9月30日午後2時、市役所で開かれた。別府市、株式会社アステム、大塚製薬株式会社の包括連携に基づいて、行われたもので、医師会、薬剤師会、歯科医師会や大学、企業など18団体が参加した。
フレイルは、加齢によって心身の状態が衰えた状態で、健康な常態と要介護状態の中間の状態のこと。超高齢化社会を迎え、大切なことは、高齢者自身の健康維持対策。一人ひとりが生きがいや役割を持って、助け合いながら暮らしていける社会の実現を目指す。
長野恭紘別府市長が「高齢者が最後の瞬間まで、住み慣れた地元でいかに健康に過ごせるかが課題。正しい理解を進めることが重要。健康的で自立した生活を希望に沿っておくれることが理想だと思う」。笠間康久大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部九州第一支店長は「包括協定の具体的な活動として、これまで熱症対策に取り組んできました。人生100年時代の中で、身体のみならず精神的、社会的に満たされている状態が健康。みんなで取り組んで、ウェルビーイングの実現を図りたい」。吉村次生アステム代表取締役社長も「異業種とも連携して、地域や生活者を中心に進めていきたい」とそれぞれあいさつ。
別府市の健康推進課、高齢者福祉課、消防本部、別府警察署、参加した各企業、有識者からも取り組みの報告と説明が行われた。