
任期満了に伴う、杵築市長選挙が5日に投開票され、現職の永松悟氏(71)が他の候補に大差をつけ、4期目の当選を果たした。
市長選には、届け出順に元市議の藤本治郎氏(61)、永松氏、元市議の衛藤竜一郎氏(51)、亀甲ヒサヱ氏(82)が立候補。28日の告示日以来、7日間にわたって市内をまわって支持を訴えた。
永松氏の陣営は、市内の見守り会場に午後9時を過ぎると徐々に支持者が集まり、開票結果が報告されると、大きな拍手が起こった。
諸冨忠彦後援会長が「まったく心配しなくていい、と自分自身に言い聞かせながら待っていました。これまでで一番うれしい当選の知らせ。皆さんのご支援、ご協力あってこそ」とあいさつ。阿部長夫県議の発声で万歳をした。
永松氏は「皆さんが一緒になって戦ってくれたおかげです。人口減少対策、交通の足の確保、広域観光などを訴えてきました。いただいたご意見を市政に反映させていきたい。過信することなく、着実に実現に向けて実行していきたい」と話した。
来賓の古庄玄知参議院議員は「選挙は一人で戦えるものではない。市政を永松さんに託したいという市民の強い意識の現れ」。吉田忠智参議院議員が「3期12年間の実績をもとに、4期目に向けた訴えが心に響いたのだと思う」。奥塚正典中津市長が「市町村を取り巻く環境は厳しいものがある。こういう時こそ、しっかりタッグを組んでいきたい」とそれぞれ当選を祝った。