別府西中美術部3人の絵がポスターに

ポスターを手がけた美術部の大野さん、幸野さん、
衛藤部長と山の手ひと・まちの平松会長(左から)

 山の手ひとまもり・まちまもり協議会(平松徹夫会長)は、別府市立別府西中学校美術部の衛藤真央部長(15)、大野琳加さん(14)、幸野有希さん(13)が制作したポスターを協議会内の町内に掲示している。
 元々は別府警察署から交通安全のポスター依頼があり、3人が手を挙げた。衛藤部長が原画を手がけ、大野さんと幸野さんが手伝った。幸野さんはボランティアで交通安全活動をしていて、衛藤部長は「中学生でも役に立てることがある」と思い、ポスターの真ん中に中学生を、回りに警察官を描いた。
 衛藤部長は「中学生の大きく突き出した指がポイント。前向きなイメージで描きました。これまで何人かで大きな絵を描くことはなかったので、大変なこともありましたが、完成した時はうれしかったし、楽しかったです。1人の力では大きな地域は守れないけど、みんなが意識すれば、守ることが出来ると思い、『みんなで一緒に町まもり』の文字を入れました」。
 大野さんは「大きなキャンパスに色を塗るのは、絵の具が足りなくなったりどうなるかと思い、気力が必要でした。ちゃんとキレイに色をのせることが出来たました。ポスターを見て、地域の人に交通安全に気を付けてもらえたら」
 幸野さんは「ていねいに色を塗らなければいけないところが少し大変でしたが、協力して頑張ってつくりました。沢山の人に評価してもらえる素晴らしい絵が完成しました」とそれぞれ話した。
 平松会長は「『みんなで一緒に町まもり』というフレーズが入っていて、とても良い。交通安全だけではなく、町の安全・安心のためのものでもあると思い、ポスターにしました」と言う。中学生も地域の一員として、地域の安全活動に貢献している。