
養成講座がスタート
家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」事業の令和7年度ホームビジター養成講座の開講式が7日午前9時15分、おひさまパークで行われた。同事業は、「にじのひろば」(村田広子代表)が別府市から委託を受けて実施している。今年度は4人が受講する。
子育てに困りを感じているが、回りに相談できる人などがおらず、孤立してしまう家庭を支援するための事業。家庭を訪問して、友人のように寄り添い、悩みなどの話を聞く「傾聴」と一緒に家事をしたり、食事を作ったりする「協働」を大事にし、社会とつなぐ役割も担う。「ビジター」は、実際に家庭に訪問する人。
村田代表は「現在、44人のビジターが活動してくれています。皆さんが受講を終え、加わってくれるとうれしいです。ホームスタートをはじめて13年目になります。子育て支援拠点施設として地域の中でサポートをしてきました。コロナ禍でも『待っている人がいるなら』と訪問をしてくれました。ビジターのおかげです。楽しく学んでもらいたい」とあいさつ。
来賓の穴見雄一別府市子育て支援課長、土谷修ホームスタート九州エリア協議会長、上本満里子にじのひろばホームビジター代表がそれぞれあいさつした。
養成講座は全6日間で、ホームスタートの意義と支援原則、価値観の多様性、傾聴の意義と方法、連携などを学ぶ。
