ウェルネス産後ケアサービス好評

助産師と話をして赤ちゃんを任せることで
心身をリフレッシュできると喜ばれている

 別府市が進めるウェルネス産後ケアサービスとして、市民向けの「ZUTTO」と市外の人向けの「MOTTO」が実施され、利用した人からは喜びの声が聞かれている。
 地域の資源である「温泉」と「旅館・ホテル」を活用して、子育て中のママやパパに心身ともに癒される特別な体験と休息のひとときを助産師にサポートしてもらいすごしてもらう。市民向けに「ZUTTO」を展開する中で、市外や県外の人も利用できる滞在型プログラムとして「MOTTO」を今年度からスタートさせた。
 助産師と対話することで、ママ、パパ、赤ちゃんの心身の状態を知り、適切なアドバイスなどをもらうとともに、赤ちゃんを預かってもらい安心して自分の時間を楽しんだり、サポートしてくれる助産師とつながりを持つことで滞在後も安心して相談できるのが特徴。「ZUTTO」は1泊2日プランで、宿泊費を2万円まで別府市が補助する。「MOTTO」は2泊3日プランで、全額自己負担。
 22日午後2時、市内のホテルで「ZUTTO」が行われ、市内在住の4組の親子が参加した。はじめに矢野妙子助産師がママ1人ずつと面談。子どもの離乳食やミルクの量、お風呂の時間、食事の時間など普段の様子を細かく聞き取り、プランを確認していった。その間、子どもは他の助産師と一緒におもちゃ遊びなどをして楽しく過ごした。お風呂は赤ちゃん用のバスタブで入れ、もちろん温泉を利用。産後ケアに参加して「ZUTTO」のことを知ったという元重枝里さん(42)は「子どもが保育園に行くようになって、少し離れても大丈夫かなと思って、参加しました。食事に行っても周りを気にしてゆっくり出来ないことが多いので、久しぶりに夫婦でゆっくりしたい」と話した。
 プロである助産師に任せることで、安心して少しのんびりした時間が過ごすことで心身のリフレッシュができている様子だった。事業の詳しい内容やプランなどは公式ホームページ(https://beppu-zutto.net/)で確認を。