明星幼稚園年長組48人が行う

宮坂美穂別府市竹細工
伝統産業会館長らの指導で
園児は竹を使ったおもちゃ
「竹水鉄砲」を作って遊んだ

 明星幼稚園(佐藤貴司園長)は「竹で遊ぼう」を20日午前9時40分、同園保育室とグラウンドで実施し、年長組48人が参加した。
 同園では、別府市の伝統工芸品である「別府竹細工」の素材である竹に親しんでもらおうと、一昨年からおもちゃ作りに取り組んでいる。
 今回の講師は、宮坂美穂別府市竹細工伝統産業会館長と、国東半島に工房を構える「工房HUTAN」の竹職人の都留千里さん。
 2クラスで「竹水鉄砲」作りを指導した。
 保育室では、園児は完成直前の竹水鉄砲にマジックで絵や文字を書いたり、シールを貼ってオリジナル竹水鉄砲に仕上げた。
 グラウンドに移動し、園児は水を補充し人がいない方向に思い思いに水を飛ばしていた。最後に男女別で並び、誰が遠くまで水を飛ばせるかを競った。
 園児は「作るのは楽しかったし、水が飛んで楽しかった」「うまくできた」などを話した。
 宮坂館長は「昔は竹で作られていたものが、今はプラスチックなどに代用されています。園児からはプラスチック製の銃の形をした水鉄砲では遊んだことがあるが、竹でできたものは初めてと言っていた。今回を機に竹に馴染みができればと思います。園児の笑顔が見れたのが、とても嬉しいです」と述べた。
 年中組26人は30日、竹のぶんぶんこまの作製を行う。