
別府市いきいき健幸部(阿南剛部長)は「介護予防活動表彰式」と「介護予防普及啓発講座」を29日午前10時、別府市公会堂2階大ホールで開催し、約200人が参加した。
別府市は、高齢者が住み慣れた地域で、健康でいきいきと暮らせるよう、地域全体で介護予防に取り組む地域づくりを推進している。
初めに、阿南部長が「別府市は『健康の町別府』の実現をめざし、さまざまな健康づくりに取り組んでいます。別府市の要介護認定者や認知症高齢者数も年々増加。介護予防に対する取り組みは、ますます重要になっています」とあいさつした。
介護予防活動表彰式では、渡邉康弘大分県高齢者福祉課長が「いきいき元気で賞」を受賞した個人4人(昨年出席できなかった1人含む)、「いきいきビッグ4year賞」を受賞した2団体を表彰した。これは、90歳以上で通いの場へ参加を続けている個人、4年以上継続して介護予防活動に取り組んでいる団体を表彰し、通いの場の継続意欲の向上や地域全体の介護予防に対する意識の向上を図る。
表彰後、個人の陶山行信さんが「大変長生きさせていただいて、皆さまのご迷惑にならないように頑張っています」。
園田昌子さんは「公民館で、みんなと一緒に体操をするのが楽しみです。みんなが優しくしてくれますので、体が動く限りは行きたいと思います」。
田吹恒男さんは「10年、続きました。これからもストレッチ教室には通いますので、よろしくお願いします」。
団体の東保晃弘さん(秋葉町高砂会元気アップ体操代表)が「途中、コロナなど大変な時期があり、非常に苦労しました。活動を室内から野外に移して、行っています。コロナを乗り越えて今も行っています。皆さん元気で楽しい一日を過ごしてください」。
小嶋康子さん(すこやか馬場代表)は「町内には一人暮らしが多く、通いの場が出会いの場や憩いの場になって、楽しみに来ています。これからも健康寿命が延びるよう続けたいと思います」とそれぞれ話した。
渡邉課長は「健康寿命が延伸するよう今まで以上に、県民の皆さん、市民の皆さんが通いの場に行けるように、さまざまな取り組みを強化していきたい。表彰を受けた皆さん、来場した皆さんが週一回、通いの場に行き、元気に体操することと、地域で活躍することを祈念しています」
その後、記念撮影をした。
介護予防普及啓発講座は、介護予防に関する正しい知識や具体的な方法を学び、住民自らが介護予防に取り組むような自助・互助による支え合いの地域づくりについて情報発信する。
講師は佐藤孝臣(株)アイトラック代表取締役が務め、「介護予防大昨年!!」をテーマに講演した。
