
松川峰生さん(左側)と代表の大悟さん
 わかあゆスイミングクラブ(松川大悟代表取締役=中央町1ー31)が創立50周年を迎え、記念祝賀会が12日の正午から別府パストラルで行われ関係者100人が出席した。
 祝賀会では、来賓を代表して寺岡悌二教育長(別府市長代理)、嶋幸一大分県議会議長、牧野郡ニ豊和銀行代表取締役専務、田中章二日本スイミング協会九州支部会長が祝辞を述べた。
 主催者を代表して松川大悟代表が「おかげ様で50周年を迎えることができました。この歴史の中で本日まで当クラブの会員さんはのべ8万人を超えました。競技者として活躍されている方、年代を問わず健康管理、増進に努められている方まで、クラブ利用者は多岐に及びます。」「水泳を始めたばかりの私にクラブの会長である父峰生は厳しくも粘り強く指導してくれました。幼少の頃の思い出は長い時間プールの中にいた事を記憶しています。」と挨拶。
 高橋雄一日本スイミング協会九州支部副会長の乾杯の発声で宴席に入った。全国から関係者、わかあゆOBがかけつけ、祝意のだんらんが続いた。わかあゆOBを代表して坪井竜一さんの万歳三唱で幕を閉じた。
わかあゆスイミングクラブ50年の歩み
 昭和50年松川峰生さん(別府市議会議員、クラブ会長)が別府市営温泉プール(当時原町)でスイミング教室を開始。水泳ブームのニーズも高まり、同58年石垣西に別府初の民間プールとなった石垣校を開設。平成元年、現在の本部ともなる駅前校を開設した。わかあゆは市内最古のスイミングスクールとなり、創業者の峰生さんから大悟さんに7年前に代表を交代した。
 市議会議員と水泳指導者の二刀流の活躍を続ける峰生さんの情熱と人柄でクラブ利用者はあとを絶たず、半世紀を迎えた。2年前のマスターズ世界水泳大会でも6位入賞を果たした。水中の親子鷹、二代目の大悟さんは中学時に全国大会出場を皮切りに大学進学後もインカレ出場を果たす。12月には日本スイミングクラブ協会選手団団長としてオーストリア遠征の大役が控えている。
 「父が作ったクラブをしっかりと継承し、次世代に繋いでいく事が私の努めだと思っています。何よりも市民の皆さんがスイミングを通じて豊かな時間を過ごしていただけたら幸いです。」と大悟さん。
