
合同会見をする岩屋氏
 岩屋毅元外務大臣(衆議院議員)は2日午前11時、別府市内で合同記者会見を開いた。
 岩屋氏は、はじめに「10月21日に386日間に及んだ外務大臣の職を辞して、戻ってきました。1年間、国際情勢は激しく揺れ動いた。分断と対立に向かう世界を粘り強い対話によって融和と協調に導いていくというのが、日本外交の役割だと一貫して言ってきた。外務省職員と一丸となって取り組んできた。引き継ぎ、さらに発展させてもらいたい。これからは、一議員の立場に戻り、郷土の発展、日本の平和、さらには対話と協調の外交にこれからも尽力をしていきたい」と話した。
 また、高市早苗総理の外交について「滑り出しは順調だったのではと思っている。就任間もないのに準備の内容を吸収し、最初の外交日程をこなしてもらったと思う」と評価。その上で「少数与党であることには変わりなく、各党とていねいに対話し、ていねいな政治が必要」との認識を示した。
 自公連立の解消については「今まで自公で20数年間選挙を戦ってきた。立ち止まってこれからどうするかを考えざるをえない。ただ、公明党が連立で果たしてきた役割は評価している。私自身は政策的な考えはかなり共感できことはあると思うが、選挙協力についてはしっかり考えていきたい」とした。
