
幻想的な雰囲気を創り出した
 第31回「坂道の城下町きつき観月祭」が1日午後6時から、城下町一帯で開催された。夜の城下町一帯がほのかに照らされ、幻想的な雰囲気に多くの人で賑わった。
 大原邸と一松邸では、江戸千家によるお茶会が行われ、そこに続く石畳の坂道や武家屋敷に約8千本の行燈や竹灯篭が並び、幻想的な雰囲気に。市立杵築幼稚園入口には、園児たちが作った行燈を、市役所公用車駐車場には市立杵築小学校5年生の行燈、放課後児童クラブの作品も並び、写真を撮る保護者の姿が多くみられた。酢屋の坂はズラリと行燈が並び、坂道を照らし出した。
 能見邸では飴細工の実演や、篠笛とオーボエの演奏。綾部味噌ではブラックシアター、市役所正面ロータリーではサックスカルテット彩の演奏。中根邸では日本文理大学建築学科作品展やオリジナル手持ち提灯販売、野上家では庭園ライトアップと音楽の演奏、ナイトマルシェ、杵築城もライトアップされた。
 また、杵築市商工会青年部が「観月提灯坂巡り」を開催。参加にLEDが入った提灯を貸し出し、3カ所の坂で提灯の色が変わる演出で盛り上げた。
