昔ながらのこも巻で害虫を駆除

2人1組で慣れた様子で松の幹に菰を巻いていった

 別府市の晩秋の風物詩となっている、別府公園の松のこも巻が4日午前9時、行われた。
 こも巻は、寒くなる前に松の幹に藁で作ったこもを巻きつける害虫駆除方法。松の木の天敵であるマツカレハなどの害虫が冬の間、温かいこもの中で過ごし、春になって動き出すと言われる「啓蟄」の日までに外し、焼却して駆除する昔ながらの方法。
 別府市職員と市シルバー人材センターの職員12人が2人1組で松の木約400本に次々と菰を巻いていった。