盛り上がった第53回扇山文化祭

展示された作品を見る来場者ら

 扇山自治会(江藤定信自治会長)は「第53回扇山文化祭」を3日午前10時、同町公民館などで開催した。
 町民が文化祭を通じて地域の絆を深めるとともに近所同士のふれあい交流や親睦を図ることが目的。今年のスローガンは「昭和100年、戦後80年、扇山の新たな創造に向けて」。
 同町公民館前の「飛田クリニック駐車場ステージ」で開会式を行った。
 江藤会長が「来年1月1日から新住居表示がスタートします。また昨年に続き、より安全、安心に文化祭を楽しんでいただくように『歩行者天国』にしました。子どもたちにとってはなかなか経験できない『この道路をキャンパス』にしていただき、思い切り『道路への落書き』を楽しんでもらいたいと企画しました」とあいさつ。来賓の猿渡久子大分県議会議員、穴井宏二、美馬恭子両別府市議会議員がそれぞれ祝辞を述べた。続いて、来賓の森康弘扇山郵便局長、田邉久教市立鶴見小学校長、佐藤哲荘園町自治会長らが紹介された。
 続いて、「未来への私に手紙を書こう」とし、鶴見小学校6年生が書いており、児童代表の川崎マシューマップルさん、野上新太さんが手紙を持って、ステージに上がった。森局長と一緒にステージに上がった田邉鶴見小学校長があいさつ。児童代表の2人が一言ずつ話した後、森局長に手紙を手渡した。手紙は6年後、子どもたちの手元に戻る。
 開会式終了後、2階ホール・和室では公民館各教室や個人で作ったパッチワーク・書・手提げバッグなど250点以上が展示され、来場者は興味深そうに見ていた。
 「防災コーナー」では同町防災士による防災の説明を多くの来場者が説明を聞いていた。
 1階駐車スペースでは、婦人部が模擬店を出しており、うどん・そば・ぜんざい・おにぎりを用意。来場者は、おにぎりをほお張りながら、うどんやそばを食べて、体の内側から暖を取った。
 公民館前の道路を歩行者天国とし、子どもたちはチョークで好きな絵を描いて楽しんだ。
 絵を描いていた児童は「楽しい。学校でチョークを使わないから、面白い」と笑顔で話した。
 また正午ごろ、長野恭紘別府市長が来場し、あいさつをした。