
別府市火売の「グループリビング歩Ⅲ」に入所している、菊池トシコさんが9日に100歳の誕生日を迎え、11日午後3時15分、長野恭紘別府市長がお祝いに訪れた。
菊池さんは由布市挾間町の出身で、結婚を機に別府に移り住んだ。夫婦で同じ宿泊施設で働いていて、退職後はトシコさんは清掃の仕事などをしていた。夫は20年ほど前に亡くなり、今年6月までは一人で暮らして裏庭で野菜を育てるなどしていた。現在は、グループリビングに入所し、友達とおしゃべりやレクリエーションを楽しんでいる。食事など自立した生活を送っている。長寿の秘訣は「好き嫌いなく、よく食べること」だと言う。子ども3人、孫6人、ひ孫8人に恵まれた。
長女や孫、ひ孫もお祝いにかけつけ、他の入所者も一緒にお祝いした。菊池さんは、歩行器を使いながらも自分で歩いて入場。家族からだるまのお祝いケーキをもらい、チョコペンでだるまの片目を書いた。施設からもお祝いの品や職員手作りの似顔入りの羊羹ケーキをプレゼント。家族と一緒にくす玉を割った。
長野市長が表彰状とお祝い金などを手渡して「いつまでも元気でいてください」と声をかけた。菊池さんは「元気で生きてこられたことを、喜んでいます。皆さんのおかげ。多くの皆さんにお祝いをしてもらって、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」とお礼を述べた。
別府市内の100歳以上は、111人(女性103人、男性8人)となった。
