別府公園北口が移転し新たに開通

関係者が新しい北口の
開通を祝ってテープカットを行った
開通を祝って、明星幼稚園の
鼓笛隊が演奏で花を添えた

 別府市は、別府公園の新しい北口開通式と市制100周年記念モニュメント除幕式を16日午前9時、現地で行った。
 別府公園北口は、元々は富士見通り沿いの市役所より山側にあった。新しい図書館等整備に伴い、周辺整備事業の一環として、北口を市役所前に移転させた。門柱も新しい場所に移し、門柱の間には市制100周年記念デザインのマンホールが設置された。東北東にも入口を設け、交差点前で歩行者が安全に信号待ちができるようになった。
 はじめに除幕式が行われ、長野恭紘別府市長、小野正明市議会議長、三重忠昭市議会総務企画消防委員会委員長、阿部真一市議会観光建設水道委員会委員長、西謙二別府商工会議所会頭、西田陽一市旅館ホテル組合連合会長、大平順治市自治委員会長、明星幼稚園の原口富久子さん、渡邉結叶さんがヒモをひいた。
 モニュメントは、横1㍍250㌢、縦90㌢で、別府石にプレートはチタンゴールドを使用。100周年記念式典での長野市長の式辞と閉幕時の「別府100年宣言」が刻まれている。宣言は「『風』に向かって挑戦する情熱と志がある限り、『このまち』はなお成長し、発展していくにちがいない」とし、新湯治・ウェルネスをはじめとする政策を実現し「このまちが潤い、現在及び未来の別府人(べっぷびと)が幸せを実感し、このまちが『世界に冠たる別府』になるその日まで、この宣言(ものがたり)は未完である」としている。
 長野市長は「自分なりに先人の思いを引き継いで、後世に引き継いでいきたいという思いを込めた。意気込みが多くの人に伝わってほしいとメニュメントを作りました。国からの交付金をいただき、周辺整備が出来ました。アクセスが向上し、文化ゾーン一帯の利便性が向上し、コミュニティーの場として賑わいが生まれる場となることを期待します」。
 来賓の小野議長が「次の輝かしい未来に向けてスタートしました。100年という長い歴史の中で先人たちが築き上げ、発展を遂げた私たちの町が新たな一歩を踏み出すシンボルとなるモニュメント。市民にとっても共に歩んできた歴史を振り返る機会となり、新たな未来につないでいただければと思う」とそれぞれあいさつ。
 明星幼稚園鼓笛隊の演奏に続いて、関係者がテープカットを行い、みんなで通り初めをした。元々あった北口もそのまま通行ができる。