絵日記作家の西山武伸さんが寄贈

西山さん(左)が石垣西10丁目の
「湯けむり洋菓子店」に寄贈した

 市内在住の先天性の疾患がある絵日記作家、西山武伸さん(28)が描いた作品をまとめた絵日記集を17日午後2時、石垣西10丁目の湯けむり洋菓子店に寄贈した。
 絵日記は昨年9月から、由布市挾間町の喫茶店「TOAST COFFEE ROASTER」の藤井契さんからの後押しで描き始めた。その後、西山さん描いた作品がコーヒーのパッケージとなり、湯けむり洋菓子店が販売。今年1月に本紙が取材し、多くの人に知ってもらう。TOAST COFFEE ROASTERで初個展、大分銀行太陽の家支店でも個展を行った。
 17日に「湯けむり洋菓子店」の永松奈津子店長に西山さんは「僕の絵日記集ができました。これも湯けむり洋菓子店さんの応援があったから、楽しく描き続けてこれました。ありがとうございます。これからも続けていきますので、応援をお願いします」と自身で書いた手紙を読み上げて、絵日記集と一緒に寄贈した。
 絵日記を見た永松店長は「すごい。(活動年表を見て)いろんなことがありましたね。一年頑張りましたね」と話した。
 西山さんは「絵日記集が完成し、涙が出るほど嬉しくてワクワクしました。僕の宝物です。僕一人では完成できなかったし、皆さんの応援があったから楽しく描き続けられました。今後は、別府市に住んでいるので別府の皆さんに作品を見てもらえるように個展を開いて、見た人がニコニコ笑顔になってほしい」と述べた。
 また西山さんは13日、働いているB型就労コッペパン専門店「オリーブ」の甲斐帝至店長、15日は喫茶店「TOAST COFFEE ROASTER」の藤井契オーナーにそれぞれ寄贈している。
 絵日記集は1冊3千円で、「TOAST COFFEE ROASTER」、「オリーブ」、「湯けむり洋菓子店」で購入できる。またインスタグラムの
@angelhat.riko
さんへのDMに連絡することでも可能。