
BEPPU STUDIO 02に滞在
NPO法人BEPPUPROJECT(中村恭子代表理事)は「KASHIMA2025BEPPU ARTIST IN RESIDENCE」のトークイベント、オープンスタジオ、シンポジウムを来年1月末日から3月中旬、開催する。最新情報はWebサイト(同法人の該当ページ)で確認できる。
同イベントは、2008年より継続的に実施し、これまでに19カ国・地域より50組を超えるアーティストを招聘してきた。近年は作品を完成させることよりも、滞在中に育む関係性や、知見・体験こそが大切であるという考えから、制作現場を公開するオープンスタジオを実施している。
今年度は、台湾、ベトナム、日本より3名のアーティストを招聘。滞在中は別府のリサーチをもとに制作するほか、トークイベントや成果発表となるオープンスタジオなどを行う。また、各地でアーティスト・イン・レジデンスを実施しているゲストを招聘し、シンポジウムも開催する。
今回の招聘アーティスト(滞在期間はいずれも来年1月23日から3月20日)は▽エスター・イーチュン・リン氏(台湾)=台北を拠点に活動する現代美術アーティスト。オブジェクト、テキスト、イメージといった多様なメディアを交錯させながら物語を紡ぐ手法を得意とし、現代社会の日常に潜む「移行の瞬間」をとらえようとしている▽スアン・ハ氏(ベトナム)=アーティスト、プロデューサー、オーガナイザーとして活動するアートワーカー。地域社会と密接に関わる実践に力を注いでいる▽森﨑澪氏(日本)=これまで、変わりゆくものや失われていくものに触れながら、自身の存在のあり方を探る作品を制作してきた。風船や水、日記など身近な素材を通じて、記憶や身体に残る小さな声をすくい上げ、他者との関わりの中で揺らぎ続ける「わたし」を静かに見つめ直すことを試みている―の3人。
制作スタジオは、秋葉町のべっぷかんこうかい1階の「BEPPU STUDIO 02」。
問い合わせは、NPO法人BEPPU PROJECTの家入さん、安藤さん(メールinfo@beppuproj
ect.com、電話22・3560)まで。
