
2次避難を行った
学校法人溝部学園(溝部仁理事長)は18日午前10時40分、学園全体の防災訓練を実施した。野田地区の住民も含め、約1400人が参加した。
マグニチュード8の南海トラフ巨大地震が発生し、別府市内全域で震度6強の揺れを観測。85分後に高さ10㍍の津波が来る、との想定で行われた。
非常ベルがなると、各施設から園児、生徒、学生が急ぎ足でグラウンドに集まり、点呼を取り報告をして第1次避難を完了した。
本部長の溝部佳子副理事長が「日本は地震や台風などが多い国。自分たちで自分たちの命を守る知識とスキルが必要です。『お(押さない)か(かけない)し(しゃべらない)も(戻らない)ち(近づかない)』をしっかり覚えておいてほしい」と述べた。
また、津波情報をキャッチし、第2次避難を開始。幼稚園児や児童発達支援センターの子どもたちには、高校の看護専攻科の生徒が手をつなぐなどして、先生と一緒に避難誘導を手伝った。それぞれ事前に決められた避難場所に移動した。
