別府市が「スポまち!表彰」受賞

阿部副市長が表彰式に出席した
(別府市提供)

 スポーツ庁は、18日午後1時、東京の三田共用会議所で「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰(通称・スポまち!表彰)」の表彰式を行った。14自治体が受賞し、別府市の「温泉とスポーツDXの融合♨~『温泉で“ととのう”、スポーツで“つながる”、別府がもっと好きになるまち』へ~」が選ばれた。
 「スポまち!表彰」は、スポーツや運動を通じて、交流人口の拡大や誰でも日常的に体を動かし、スポーツができる環境の整備などに取り組むことで、他の分野における地域課題の解決、多様性を尊重する社会づくり、地域経済の活性化などを図る自治体を応援するもの。
 別府市は、AIカメラや映像配信技術を活用し、地域のスポーツ活動を見える化する「スポーツDX」を推進している。昨年10月から、実相寺サッカー競技場と別府市民球場で実証実験を行い、今年6月からべっぷアリーナも加えて本格運用を開始している。個人情報に配慮をしながら、会場に行かなくてもスポーツの試合が楽しめる他、チームの研究材料として、競技力向上にもつながり、競技団体から好評だという。また、別府の強味である「温泉」を活用し、大会後や合宿中のリカバリーや新たな付加価値の創出に取り組んでいる。
 表彰式には、阿部万寿夫副市長が出席。受賞について聞かれ「温泉の効果を見える化した新湯治・ウェルネスの取り組みを展開しており、その1つの大きな武器となりうると考えています。別府に来てスポーツをし、温泉に入って健康になり、長期滞在をするといったムーブメントが起きればと願っています」などと話した。