県立日出総合高校の大塚・阿部ペア

3キロ自立型で全日本を制した
大塚さん(中央)と阿部さん(右)

 大分県立日出総合高校(後藤純一郎校長)の大塚元翔さん(18)と阿部雄琉さん(同)の3年生ペアが「全日本ロボット相撲大会2025」3㌔自立型で優勝を飾り、27日午前9時半、町役場で安部徹也町長に報告をした。
 ロボット相撲は、操作員と補助員の2人ペアもしくは1人で、土俵の上で勝負して2本先に取った方が勝利となる。勝負はあっという間。2人は「大神零」という名前のロボットで出場し、九州大会で優勝しており、全日本と世界大会への出場権を獲得した。
 全日本では、香川県立観音寺総合高校の「ハリモグラ」と決勝戦で対戦。お互いに1ポイントずつとって最終戦。スタートと同時に勢いよく飛び出した「ハリモグラ」が場外に飛び出し、「大神零」の勝利となった。
 大塚さんが「日頃の練習の成果を発揮してすることが出来ました」と報告。安部町長は「実績もあるので、期待していました。コンディションを整えて、世界大会に臨んでもらいたい」と激励した。
 大塚さんは「みんな強いので、相手の癖などを見て、最初から気を緩めず頑張りたい」。阿部さんは「簡単ではないが、2人で戦略を考えて優勝したい」とそれぞれ世界大会に向けた意気込みを語った。
 世界大会は、12月6、7日に両国国技館で開催される。「大神零」は、シードで第2試合から登場する。また、日出総合高校は、500グラム(ラジコン型)に1台、3㌔自立型に「大神零」含め4台、3㌔ラジコン型に1台が出場する。過去最高記録は、昨年と3年前の3位。