
リニューアルを祝った

賑やかにパレード
楠銀通りの整備工事が終了し、11月30日午前11時、「楠銀リニューアル完成祭」が開催された。
通りは「楠銀天街」として、永石通りから流川通りまでの全長約350㍍ある。昭和初期からある商店街で、最盛期は100店舗以上が営業をしていた。現在は、空き地や空き店舗、住宅が増えた。アーケードは商店街が昭和28年に設置。当時は428㍍の日本一長いアーケードだった。リニューアルは、昭和40年代に行われたと思われる。通り会は、「楠銀天街協同組合」から「くすぎん通り会」に引き継がれたが、アーケードの維持・管理が出来なくなった。南部ひとまもり・まちまもり協議会(清家政人会長)が検討委員会を立ち上げ、新たなまちづくりをすることを前提に、市に協力を要請。国の補助金も得て、別府市が撤去を行うとともに、アーケードの下を通っている市道の整備も実施。通り会は昨年7月、新たに「BEPPU楠銀通り会」(梶原貴子代表)を立ち上げ、南部ひと・まち協議会と一緒にまちづくりを進めている。
オープニング式典では、清家会長が「南部ひと・まち協議会は、まちづくり、温泉、学校の3部会を中心に活動をしています。地域の皆さんと一緒にまちづくりを考えていきたい。これからがまちづくりの本番。支援をお願いします」。梶原代表が「たくさんの人に協力していただき、感謝をしています。風が吹き抜け、光が差し込む通りとなりました。まだまだ可能性のある通りだと思っています。別府で活躍できる通りの1つになれればと思います」とそれぞれあいさつ。
来賓の長野恭紘別府市長が「新たな楠銀通りの幕開けを感じる。皆さんの意気込みがなければ今日は迎えられなかったと思います。リニューアルをきっかけに、エリア全体の活性化につながれば」と祝辞。
木下勇南部ひと・まち協議会事務局長が経過を説明。アーケード撤去工事をした株式会社後藤工務店(江藤淳代表取締役)と道路工事をした株式会社安部組(安部勉代表取締役社長)に感謝状を贈った。清家会長、吉田隆副会長、木下事務局長、梶原代表、長野市長がテープカットをした。
引き続き、県立別府翔青高校吹奏楽部が楠町ポケットパークから秋葉通り側のステージまでパレードを行い、賑やかにリニューアルを祝った。
出店やキッチンカーなどのフードや、音楽演奏、由布市挾間陣屋太鼓の演奏、ランプシェイドづくりワークショップがあり、大勢の人で賑わった。
