別府市・宇佐市・台南市が協定結

交流協定書に署名した長野別府市長、
黄台南市長、後藤宇佐市長(右から)
「大台南国際トラベルフェア」に
ブースを出展

 別府市、宇佐市、台湾の台南市はこのほど、観光交流協定を結んだ。協定締結式は、台湾台南市政府で行われた。
 台南市の歴史や文化、別府の温泉、宇佐市の神仏習合など、3市が持つ観光資源や特色、情報を共通して地域間の交流拡大と観光客誘致を図ることにより、地域経済の活性化及び住民の生活向上に寄与するのが目的。
 締結式では、長野恭紘別府市長、後藤竜也宇佐市長、黄偉哲台南市長が協定書に署名した。小野正明別府市議会議長、永松郁宇佐市議会議長も同席。
 協定は▽観光情報の相互発信及び観光宣伝活動▽観光交流に関するキャンペーン・イベントの連携▽歴史や文化を通じた交流の促進▽相互の住民による観光交流の促進▽観光商品の開発・販売促進に関することを連携して行う。この協定によって、来年1月1日から3月31日の間、別府市では観光施設、温泉施設で、宇佐市では観光施設、台南市では台南市博物館、安平古堡ほか計7施設で、入場優待割引企画を予定している。
 また、11月21日から24日に開催された「大台南国際トラベルフェア」に宇佐市と共同でブースを出展して、観光プロモーションを実施。多くの人が訪れた。
 長野恭紘別府市長は「外国人観光客のうち、台湾からは3番目に多い。九州は地理的に近いし、大分県が直行便を運航してくれた。旅行好きな人が多いというデータもあり、観光の分野を通して、市民同士の交流や文化の理解を深めるとともに、若い世代が互いのまちを訪れ、学び、友情を育む、そのような未来を3市で連携して築いていきたい」と話した。