
別府ロープウェイ職員
別府ロープウェイ(南立石寒原、植松知也代表取締役社長)、市消防本部による総合防災訓練が16日午前9時、別府ロープウェイであり、社員25人と市消防本部、市消防署9人が参加した。今回で31回目。
日向灘を震源とする大規模地震が発生した―と想定。
九州焼酎館から出火しているとして、避難誘導訓練と駐車場でオイルパンを使って実際の火を使った初期消火訓練を実施。ロープウェイが機械装置故障により高さ35㍍の位置で運転を停止したゴンドラ内の乗客2人が脱出訓練を実施した。
閉会式では、植松代表取締役社長が「実際の災害を想定した訓練でしたので、別府市消防本部の方に指導してもらいながら行いました。お客さまの救助後の案内にまだ改善点の余地があると思いました。今後も安全確保のために、ご協力を」とあいさつ。此本康秀別府市消防本部予防課長が「訓練は、代表取締役社長をはじめ従業員皆さま方のご尽力の賜物。初期消火訓練はオイルパンを使っており、臨場感が出ていた。理解していると思いますが、実際の火災の時は、119番通報は現場からより早く119番通報、現場の情報を的確に大分消防指令センターに伝えてほしい。臨機応変に、その現場で最適な行動をとることをお願いします」と講評した。
別府ロープウェイの新年の営業は元旦が午前5時からで、午前7時17分の初日の出に間に合うようにしている。
