
第87回全日本ベテランテニス選手権2025の女子50歳以上シングルスに初出場で初優勝を飾った、櫻井亜梨選手(51)=樹の里テニスクラブ=が17日午後3時45分、別府市役所で長野恭紘別府市長に報告をした。
櫻井選手は、両親の影響で幼少期からテニスをはじめ、小学4年生から本格的に開始。小・中学生時代は、大分市や別府市のクラブチームに所属。高校は兵庫県の高校に通い、インターハイにも出場。大学、社会人とテニスを続けたが、結婚を機に現役を引退した。その後、別府市に移住し、子どもがテニスを始めるのをきっかけに樹の里テニスクラブでコーチに。今年、同級生と大会に出てみようということになり、約20年ぶりに現役に復帰した。
2つの九州大会で準優勝と優勝を飾り、全日本への出場権を得た。大会は、9月30~10月9日に岡山県で開催された。決勝戦で高校時代のライバルだった江馬愛子選手と対戦。フルセットの末、勝利した。「ハードヒッターなので、守らずに打つことに徹したことが良かった」と振り返る。
報告には、藤野健一郎樹の里テニスクラブ代表も同席。長野市長がスポーツ振興奨励金を手渡して「別府からチャンピオンが出て、うれしい。テニス人気が高くなるといいと思います」と労った。櫻井選手は「学生時代も全国大会や国体などに出場しましたが、大人になって、試合に勝ってうれしいと思った。回りも喜んでくれた。他の大会にも出て、通用するところまで頑張りたい」と話した。
