
朝日大平山ひとまもり・まちまもり協議会(伊藤敏幸会長)は14日午前10時、鉄輪地区防災研修所で、災害時における避難開設・運営訓練を行った。防災士ら約30人が参加した。
伊藤会長が「皆さんは防災士ということで、日頃からこのような研修を行うことで、防災意識をあげていってほしい」とあいさつ。来賓の長野恭紘別府市長が「細々としたことが決まっていないと、そこから混乱して受け入れどころではなくなる。フェーズごとに求められるものも変わってきます。別府市では、備蓄もバランスよくし、バーコードで管理をしています。日頃からシミュレーションをしておくことが大事」などと話し、インクルーシブ防災の取り組みなどを紹介した。
引き続き、株式会社コテガワの防災担当・村上勝春さんが講話。「災害時、全国から物資がきてアルファ米がいっぱい積まれているのを見たことがあります。水がないと食べられないということで、今では水がなくても食べられるおにぎりなどが開発されています。避難する時には、まずは自分の命、家族の命と安全を確保し、近所の人の命を守ること。声かけひとつで助かる命もあります。避難所では、同じ家族でもプライバシーは大切」などと話し、防災関連グッズなどの説明もした。
研修終了後は、隣接する備蓄倉庫を見学した。
