認知症フレンドリーキッズ授業

子どもたちがVRゴーグルをつけて
様々な体験をした

 別府市社会福祉協議会(会長、長野恭紘別府市長)は、認知症フレンドリーキッズ授業を14日午前11時半、明星小学校で開催した。5年生約50人が参加。
 認知症について正しい知識を持ってもらおうというもので、認知症とともに生きる人の思いを知り、地域で暮らす共生社会の在り方を考える講座。講師は、朝日新聞社メディア事業本部の坂田一裕事業運営部ビジネスディレクター。
 坂田さんは「認知症のことはもちろんですが、なった人がどんな思いをしているか、その家族のことを一緒に考えていきたい」と話し、まずは「認知症」はどんなものかと思うかについてそれぞれ考えてもらった。子どもたちは「言ったことを忘れる」「自分のすることを忘れる」「人の名前を忘れる」といった「忘れる」ことを特徴にあげた人が多かった。
 また、アルツハイマーと診断された漫画家の蛭子能収さんと自身のお父さんも認知症だった経験を持つマネージャーの森永さんがVTRに登場し、自分の仕事のことや隣にいる森永さんのことが分からない現状を隠すことなく語った。その中で、森永さんは自分で出来ることもやってあげると何も出来なくなってしまうため、ゆっくりでも蛭子さんのペースに寄り添いながら支えていることを説明した。
 VR(バーチャルリアリティー)体験では、ゴーグルをつけて、道に迷う、階段を降りづらい、幻を見るの3つを体験。子どもたちは、周囲を見まわしたり下を向いたりして当事者の視点に立って「階段怖い」などを話した。
 午後からは、午前中の講座内容を踏まえて、グループワークが行われた。