
三ケ㞍さん、大野さん、帆足さん
別府警察署(羽田優一署長)は28日午前9時30分、特殊詐欺被害防止をした3人に感謝状を贈呈した。
感謝状が贈呈された3人は、大分みらい信用金庫亀川支店の職員、三ケ㞍宏太さん(36)=大分市在住=、大野由惟さん(24)=別府市在住=、日本郵便株式会社別府北浜郵便局の社員、帆足和美さん(44)=大分市在住=。
感謝状を贈呈した羽田署長は「皆さまの勇気ある行動のおかげで、お客さまの大切な財産を卑劣な特殊詐欺集団にだまし取られることなく、無事に被害を防ぐことができました。我々警察だけの力では、そのすべてを食い止めることはできません。今後とも地域社会のために、被害防止、犯罪抑止のためのご協力をお願いします」と謝辞を述べた。
三ケ㞍さんと大野さんは、昨年12月1日に来店した高齢女性が高額出金の手続きをしようとしていたので、出金理由をたずねると曖昧な返答をしたため、慎重な対応を取った。翌12月2日、息子をかたるオレオレ詐欺と判明。上司を通じて警察に通報し特殊詐欺被害防止をした。
帆足さんの功労は、12月2日、来局した高齢女性が携帯電話機の画面を見ながら出金しようとしていることに気づいた。詐欺の被害に遭っていると疑い、上司に報告するとともに、警察への通報を促すなどして特殊詐欺被害を防止した。
贈呈式終了後、三ケ㞍さんは「高齢女性のお客さまは以前、ご自宅にお伺いしたことがあり、口座の中から半額以上の出金の希望で当日どうしても必要ということで、使途を確認したがお客さまから伝えていただけなかったので、いったん帰宅してもらい『翌日にお伺いいたします』という話をしました。皆さんが当金庫を信用していただいて多くのご預金をいただいていますけれども、大事なご預金を不審な人に渡すことがないように、今後も新しい詐欺の事案などの情報を周知していきたい」。
大野さんは「窓口で対応させていただいたのですが、慌てて高額なご出金をされようとしていたので『これは怪しい』と思い、上司の三ケ㞍に相談してつなげました」。
帆足さんは「お客さまが高額出金に来たのですが『息子さんにお金を渡す』ということで、『何に使っていますか』とたずねたところ、あやふやな回答だった。事前に別府警察署から高額出金のお客さまに関しては連絡してくださいと言われていた。お客さまの方から『実は…』という話があり、判明しました。お客さまには落ち着いて話せる場所に案内して、使用目的などを確認させていただきました。普段からお客さまの大事な資産をお守りするように心がけていますので、実際に防げたことは良かった。お客さまのお金なので使用目的をおたずねすると怒られる方もいらっしゃるのですが、詐欺の方も上を行くので、私たちは確認のためにどうしてもお聞きすることがあります。お互いに歩み寄って防げるようになればいいと思います」とそれぞれ話した。
