
内閣総理大臣賞を受賞した大谷さん(右)
令和7年度伝統的工芸品産業功労者表彰及び令和7年度伝統的工芸品公募作品展の受賞報告会が28日午前10時、別府市役所で行われた。
功労賞は、伝統的工芸品産業の振興に顕著な功労があった個人・団体を表彰することで、伝統的工芸品の国民生活への一層の浸透及び産業に関わる人の意欲の向上を目的に、昭和59年から行われている。今回受賞したのは、岩尾一郎別府竹製品協同組合理事長と森上智さん。岩尾さんは組合役員等で、平成24年に組合理事長に就任以来、別府竹細工の振興計画を作成し、後継者育成や異業種との連携による新製品開発などに積極に取り組んでいる。森上さんは伝統工芸士として受賞。平成12年に伝統工芸士に認定され、卓越した技術と表現力で国内外で高い評価を得ている。後進の育成にも尽力していることが評価された。
公募作品展は一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会が主催しているもので、大谷良三さんが全国248点の中から、最高賞の内閣総理大臣賞を受賞した。大谷さんは伝統工芸士で、今回受賞した作品は、竹製のバッグ。黄金をイメージした黄金色に花籠を編むときによく使われる一楽編みを使用。籠に布をつける職人さんと相談して布部分を取り付けた。
報告会に出席した岩尾理事長(70)は「私は3代目で、この世界に入った時に組合ができました。大きな功績はありませんが、先代に顔向けはできると思う」。
大谷さん(69)は「こんな賞をもらえるとは思っていなくて、びっくりしました。バッグは久しぶりに作りましたが、私だけの力でないと思っています」とそれぞれ話した。
長野恭紘別府市長は「本当におめでとうございます。別府の誇りです。日々の努力の積み重ねだと思います」と激励した。
