
海洋研究開発機構の田代省三さん
「地域の色・自分の色」研究会(照山龍治代表)は海洋研究開発機構(JAMSTEC)が保有・運用する水深6500㍍まで潜航可能な有人潜水調査船「しんかい6500」の初代船長、田代省三さんを招いて特別授業を1月26日午後1時30分、別府西中学校体育館で開催し、2年生約120人が参加した。
テーマは「色から見た深海の不思議とふるさとの海」。
最初に、寺岡悌二市教育長があいさつし、続いて照山代表が同研究会と田代さんの紹介を行った。
講師の田代さんは、1982年に「しんかい2000」の初潜航にコパイロットで乗船。90年に「しんかい6500」の初潜航にチーフパイロットで乗船。両船通算318回の潜航を経験している。95年から陸上勤務となり、さまざまな役職を歴任し、23年に海洋科学技術戦略部(広報部改名)シニアスタッフ任期満了。以降、JAMSTECの海洋科学技術戦略部アドバイザーなどに就任。
特別授業では、水深6500㍍まで潜れる調査船「しんかい6500」の構造などの説明。その後、色から見える「海の不思議」として▽「海の深さ」と「海の色」=太陽の光は青い光が、水の中の小さな粒にぶつかってはね返り、その青い光が目に入り、海が青く見える。深くなると光が多くなって、青色が濃くなる▽「海の深さ」と「魚の色」=太陽の光は、赤い色の光から順番に水に吸収される。深さ100㍍に達するころには、黄色や緑色も消える。深さ200㍍を超えると青色も吸収され、光の届かない暗闇の世界となる。海の魚にいろいろな色があるのは、海の色にあわせて目立たなくなるため―などと説明した。
そのほか、地震発生の脅威などを話した。
