おこめ券を間違って廃棄か

おこめ券が間違えて廃棄されたことについて
謝罪する竹元総務部長、阿部副市長、
日置観光・産業部長、市原産業政策部長(左から)

 別府市は9日午後2時、市役所で記者会見を開いて、みんなにお米配布事業「第2弾おこめ券で生活応援事業」で、引き換えられなかったおこめ券1万292枚、452万8480円分を間違えて廃棄したとみられると発表した。
 会見には、阿部万寿夫副市長、日置伸夫観光・産業部長、竹元徹総務部長、市原祐一産業政策課長が出席。
 別府市によると、おこめ券は昨年10月1日から12月26日まで、各世帯に引換券を配布し、おこめ券に引き換えるもの。31万2千枚を準備し、84・2%の市民が引き換えをした。残ったおこめ券は、発行元である全国米穀販売事業共済組合に返送し、返金を受けることになっていた。今回紛失したのは、別府市で管理・保管をしていた分。今年1月5日から、清算事務をするため、会計課の金庫に保管していたおこめ券を産業政策課に2人で持ち帰り、2人で残り枚数を数えていた。その後、会計課の金庫には戻さず、産業政策課前にあるカギ付きの書庫内に保管した。
 書庫内の不要書類を廃棄する際に、中身の確認を怠たり、書庫内に保管していたおこめ券を廃棄したものと見られる。23日に事業の不要書類と一緒に藤ケ谷清掃センターに持ち込んだと思われる。26日に返送作業をしようとした職員がおこめ券がないことに気づき、捜索や職員からの聞き取りを行った結果、間違って廃棄したと判断した。
 竹元総務部長は「おこめ券が現金と同じという認識が不十分だった」と原因について話した。
 併せて、最高責任者である長野恭紘別府市長の給料を2月分から来年3月分を月額20%減額、阿部、岩田弘両副市長の給料の2月及び3月分を月額20%減額する条例改正を専決処分したことを発表。関係職員については、事実確認を行った上で、懲戒処分に関する指針を踏まえて厳正に処分するとしている。
 今後、物価高騰対策として「春らんまん・べっぷしあわせエール券発行事業」も予定されていることから、現金だけでなく、金券等の換金性の高いものについての保管状況の一斉点検を実施すると共に、上司への報告・連絡・相談の徹底、公金等の保管の規則の遵守など、改めて基本を徹底する。また、管理職の管理監督が不十分だったことを受けて、幹部職員研修を行う。
 最後に、阿部副市長が「決してあってはならない事態。二度とこういったことが起こらないようにする。市民の皆さんにはご心配をおかけし、申し訳ありません」と述べ、謝罪した。
 これを受けて、長野市長は「職員の不適切な事務処理による『おこめ券』の紛失は、市民の皆様の信頼を大きく失墜させてしまうこととなり、心からお詫び申し上げます。今後は、紛失したおこめ券の補填及び関係職員の処分について検討するとともに、再発防止策を着実に実施することによる適正な管理に努め、市民の皆様の信頼回復に全力を挙げて取り組んでまいります」とコメントを発表した。