
別府市堀田の科学教室「うちらぼ」(加世田国与士代表)に通う県立大分豊府中学2年生の宮崎香帆さん(14)=大分市椎迫=が「第66回自然科学観察コンクール」で全国3位にあたる2等賞を受賞した。うちらぼの加世田代表も指導奨励賞に選ばれている。1月22日にホームページ上でコンクール結果が発表された。
昭和35年から続く、このコンクールは全国から募集しており、毎日新聞と自然科学観察研究会が主催、文部科学省が後援する。
宮崎さんの研究は「分光色計を使ったAGEスケールの開発~誰でも簡単にできる糖化反応の評価方法~」。
たんぱく質に糖が結合することを糖化といい、糖化が進むと「AGEs」(終末糖化物)になる。
最近の研究で「AGEs」は糖尿病とその合併症や、ガン、心筋梗塞、脳梗塞、アルツハイマー型認知症の原因になり、シミ、シワ、関節痛などの老化現象にかかわることが分かっている。
そこで宮崎さんは糖化の進行度を示す「AGEカラーコード」を作り、糖化度を科学的に分析することができる「AGEスケール」を開発した。これは色で糖化の進行度を知ることができる。市販飲料水を調べると、果糖の含有量が多いほど糖化作用が強く、これらの実験を通して甘い清涼飲料水が体に影響があることが分かる。
宮崎さんは「2等賞受賞は嬉しいけど、もっと上を狙ってたので、悔しさもあります」という。少子高齢化にあって、将来の目標は助産師。「母親はお腹に赤ちゃんがいるときから糖化を考えて食事してほしい」と話す。
母親の久美子さんは「2等賞を受賞した努力をほめてあげたい。これからも好きな研究を続けてほしい」という。
香帆さんが小学校5年から通っている「うちらぼ」の加世田代表によると、香帆さんは6年生のときにも素晴らしい研究を発表したのだが、内容が難しいため受賞できなかったそうだ。「普通なら心が折れますが、それに負けず、さらに研究をグレードアップしたのはすごい。この経験をもとに自分らしく輝いてほしい」と期待を込める。
