ゆめタウン別府支配人

「継承と進化」取り組む

岡田 博幸(おかだ ひろゆき)さん(56)

 16日に着任したばかり。大分県内は初めての勤務で「とてもいい店ですね。地元消費者に加え、別府は国際的な観光地ですから外国のお客さんが毎日のように大型観光バスで乗りつけてくれます。韓国や台湾が多い」と開口一番。
 昭和63年4月1日にイズミに入社して38年になる。商品をメーカーから仕入れ、各店舗に取り次ぐ本社商品部の業務が長く、現場の仕事は久しぶり。イズミグループは入社当時20店だったのが、サニー70店、サンライズ5店を傘下に収めるなどして現在は260店に急成長した。グループ全体の年商は8千億円に上り、うち別府店は120億円を占めている。
 市民、観光客から親しまれ、別府の地に定着した。「皆さんのおかげです。駐車場を見ると土日祭日は満車なのですが、平日はまだまだ空きがあります。これを伸びしろと捉えています」とみる。
 地域に根ずく商品提供を心がけ、空きスペースにソファーを増やして買い物客に休んでもらうよう改善したり、冬の寒さから暖まる店、夏の暑い時期には涼む店にして、憩いの場にする。売り場は食品ゾーンに手を入れて収益増を図りたい考えだ。
 店のスタッフには「1カ月は黙って現状を見ます。その後、1人ずつ面談して少しずつ改善していこう」と話した。
 愛読書はイズミ創業者の故山西義政氏の「道なき時代に、道をつくる」。困ったときページをめくり「商売の原点である、お客さまに喜んでもらう店を再確認しています」
 昭和45年2月10日生まれの56歳。山口県萩市の出身で、幕末の思想家、吉田松陰を尊敬する。
 趣味は旅行とサッカー観戦。J1サンフレッチェ広島の大ファンで東京まで応援に行くし、大分トリニータがJ1にいたころは大分にも足を運んだことがあるそうだ。
 石垣に居を構え、5月には節美夫人が広島の自宅から越して来る。子どもたちは独立している。
 「歴代支配人、従業員が頑張ってくれました。それらを検証して『継承と進化』を重ね、別府の地に足跡を残したい」と締めくくった。