マイナーカードを登録するのが「ヨダキー」から、放ったらかしにしていた。保険証の期限切れ直前に新しい保険証が届いた。何と親切丁寧な…。先日自宅の隣家で、深夜2階に住むご主人の体調が悪化して救急車が。ハシゴ車や救急救命の隊員が。隣家の居室に梯子をかけて「救出」に。救出時、我が家の軒を借用。撤収時「ご迷惑おかけしました!ご協力ありがとうございます」と若々しくはっきりした口調の隊員の声が。「ご苦労さん!」「大変だったねぇ」と、こっちも負けずに応えた。市民サービスと言えばそれまで。納税者に対する公共のサービスといえばそれまで。日本は何と「素晴らしい国か」と改めて感じた。70歳になった。日常当然の光景が当然ではなくなる事がある。それが「有事」である。前述の市役所保険年金課、別府市消防本部や救急救命に携わる職員、「当り前の事」と思われるが、職員の職務に対する矜持も垣間見た。ここに大袈裟かも知れないが、愛郷心や愛国心を感じる。
先の衆院選でこれとは真逆の唾棄したくなるような言葉、「売国奴」「国賊」が毎日のようにSNSに流れた。地元選出の岩屋毅前外相、石破茂前首相や親中派とイメージした大物議員を落選させるために流した。
送り主は神風特攻の戦闘機搭乗員をモデルに小説化、映画でも大ヒットとなった元テレビプロデューサー。また、行列の出来る法律相談室で常連の弁護士先生。TVメディアに生きる者として、あるいは法のもとに人は平等を唱える者としての「矜持」は少しも感じられない。別府の岩屋を倒すため、自分たちの候補を勝たせる為、SNSを駆使して利益を得ようとする。岩屋も懇切丁寧にその批判を真正面から取り組む姿勢に欠けた部分もあった。彼自身、まさかの誹謗中傷、経験した事のないドロ沼だったのでは。
岩屋を「売国奴」と切り棄てる事は、彼を取り巻く家族や県議時代からの支援者にも等しくそのレッテルを張り人々の心に深い傷を刻み込んだ。11回の選挙を経験すれば親子孫3代にわたる幅広い支持層を形成した事になる。この3代をののしった者が「愛国者」か。保守を気取った単なるアジテーターにすぎないのでは。「国旗損壊罪」「スパイ防止法」は独立国家が備える常識であり議論すべきものでも何でもない。
今回の選挙は注目を集めたが、積極果敢な政策論争は皆無に等しいようにも感じた。口汚い中傷を選挙のウケ狙いにするな。品性が疑われるぞ。 (陽)
