

大分県立別府翔青高校2年生の利光絢華さん(17)が企画した防災食のワークショップが7日午前10時、市西部地区公民館で開催された。翔青高校や別府鶴見丘高校の生徒、地域の人、立命館アジア太平洋大学(APU)の外国人留学生ら約30人が参加した。
利光さんは、米国スタンフォード大学の「スタンフォードe大分」に参加しており、オンライン授業の中で社会問題を解決しようという課題があり、元々、孤食問題に興味を持っていたが、別府市の多国籍、多世代の防災における地域のつながりや心理的な悩みなどについて考えるようになったという。その後、別府市が開催した「防災DAY」に生徒会として参加したりして災害時の「食」について、考えるようになった。
「避難所などで、お互い助け合わないといけないけど、アレルギーなどの対応も求められる。安心して避難できるようになればと思う。食べることは生きること。避難所でも楽しく、美味しく食べられれば」と利光さん。別府市の協力で今回の企画を実施した。
はじめに、利光さんが「市の備蓄防災食とバリアフリーな防災食紹介」をテーマに、プレゼンテーション。「多国籍、多世代の人と一緒にやれて、ためになることが出来ればと思います。海外の人など、避難所に不安を抱いている人はいる。地域のつながりを深めてもらい、避難所に対する不安などを解消してもらえれば。宗教的な理由で食べられないものがある人のための「ハラール認証」マークがついた備蓄品もある。温かいものを食べると、安心するし、アレルギー物質不使用のピラフやチャーハン、クッキー、グルテンフリーの人も食べられるものもある」と説明。
防災食のお米(アルファカ米)にお湯を入れて、しばらく待っている間に、長期保存できる備蓄用のパンなどを試食。ご飯が完成すると、みんなで「いただきます」をして、様々な世代の人が人が楽しめるようにとふりかけ各種を準備。参加者は「これ、美味しい」と話しながら、いろいろ試していた。
APUのビセシュさん(20)は「(防災食を)食べるのは、初めて。思ったよりも美味しい」。鶴見丘高校1年生の神田志月さん(16)は「防災について、気になってはいたけど、こういうイベントがあることを知る機会がなかった。普通に美味しい」とそれぞれ話した。
ワークショップでは、日本語があまり得意でない人などのために「やさしい日本語」を使ったり、みんなのオッケーを勝ち取るゲームなど、楽しみながら学んだ。
