
関係者がテープカット

利便性向上
亀の井バス(本田哲社長)は、21日から全21路線53両にクレジットカードなどのタッチ決済による乗車サービスを始める。全路線バスに導入するのは、大分県内で初めて。13日午後1時、亀の井バス本社で導入セレモニーが行われた。
コロナ後、海外からの観光客なども増えており、路線バスを使用する際に運賃が分からなかったり、両替などで降車に時間がかかるケースがあり、場合によっては4、5分かかることも。場所によっては渋滞につながったり、運行時間に遅れが生じる懸念がある。また、言語の違いによって、コミュニケーションが難しい場合もあり、乗務員にとっても負担となっていた。これまでも交通系ICカードは利用していたが、外国人客にとっては馴染みがなく、持っていない人の方が多いという課題もあった。
今回導入するのは、三井住友カードが展開する「stera transit」。全国に展開しているサービスで、導入事業者は亀の井バスで225事業所目だが、路線バス全線に導入しているのは、全国的にもまだ少ないという。タッチ決済対応のクレジットカードやスマートフォンを専用端末にかざすことで乗車できる。交通系ICカードと同様に、乗車する際と降車する際にタッチする。クレジットカードだけでなく、デビットカード(使用すると銀行口座から即時に引き落とされる)、プリペイドカードでも利用できる。また、専用サイトで乗降履歴をみることも可能。
乗降データとキャッシュレスデータで移動の利用区間や日、どこの国の人といった属性などをデータ化することができる。自国で使っているカードが利用できることで、外国人利用者にも安心して利用してもらえ、降車時間の短縮、乗務員の負担軽減にも期待がされている。
セレモニーでは、本田社長が「通勤・通学など地元のお客様と共に、観光客も利用されます。普段、あまり利用しない人も利用しやすくなると思う。身近で使いやすい公共交通の提供に務めていく」とあいさつ。
藤木淳史大分運輸支局長、日置伸夫別府市観光・産業部長、安部政信市企画戦略部長も、利便性の向上に期待感を示した。
石塚雅敏三井住友カードTransit本部長兼Transit事業企画部長が事業概要を説明。関係者でテープカットを行った。その後、使い方のデモンストレーションもあった。
