
昨年9月に姉妹都市締結をした日出町とポルトガルのモンテモール・オ・ヴェーリョ市の姉妹都市記念式典が20日午前11時、グランドメルキュール別府湾リゾート&スパで行われた。
モンテモール・オ・ヴェーリョ市は、ポルトガルの中部コインプラ地方に位置している。ポルトガル最大級の中世の要塞があり、自然豊かで農業が盛ん。同市で生まれた、大航海時代の旅行家で冒険家、作家として知られるフェルナン・メンデス・ピントが生まれた土地でもある。ピントは、フランシスコ・ザビエルと共に、1551年に日出町を訪れている。ここで日出町との出会いとなった。
昨年4月に県を通じて日本と交流を深めるための姉妹都市を探しているという話が日出町にあり、大坂・関西万博で両市町の首長が対面。ポルトガルパビリオンに展示されたピント像のレプリカを寄贈したい旨の申し出があり、この日、お披露目も行われた。
日出町では、「ザビエルの道ウォーキング大会」を開催しており、2015年の第10回大会では、ローマ法王庁駐日大使から、2022年の第15回大会では駐日ポルトガル大使から祝賀メッセージをもらうなど、交流を続けてきた縁もある。
式典では、安部徹也町長が「ピント像の寄贈先として紹介されたことが縁で姉妹都市が締結されました。国際交流の一層の進展につなげてもらいたい。いずれは、多くの人にポルトガルを訪れ、交流の輪がさらに広がることを願っています。未来に向けた新たな一歩となることを祈念します」。
市長代理のアナ・マリア・ドス・サントス・リベイロ市議会議員(副市長格)が「ピントは、大航海時代を象徴する冒険家。日本や日出町とポルトガルの歴史を始めた1人と言えます。モンテモール・オ・ヴェーリョ市は、豊かな土壌により独自の料理や文化が育まれました。人と人、民族と民族、国と国、文化と文化、町と町の交流が心の支えになっている。今日、新しい共通の歴史を始めましょう」とそれぞれあいさつ。
来賓のジルベルト・ジョルジェ・デ・ソウザ・ジェロニム駐日ポルトガル共和国特命全権大使と工藤哲史県企画振興部長(知事代理)が祝辞を述べた。三浦正臣県議の発声で乾杯。日出町暘谷ひょっとこ踊り愛好会によるパフォーマンスで盛り上がった。
式典の前には、城下公園でピント像のお披露目があり、安部町長、ジェロニム大使、リベイロ市議、ヌーノ・サンタ・リタ市長補佐官、金元正生町議会議長、三浦県議、濱田英彦2025年大阪・関西万博首長連合特別顧問が除幕した。
式典終了後、平井義人日出町歴史資料館・帆足萬里記念館長が「ピントと日出」と題して、記念文化講演会も行われた。
