令和8年度予算案など原案通り可決

議員定数「1減」について
賛成多数で可決した

 別府市議会の令和8年第1回定例会は、25日午前10時、本会議を再開した。
 森山義治予算決算特別委員長が「本市の令和4年度以降の財政状況を見ると、地方債残高は年々増加し、一方で基金残高は減少している。地方債残高や基金残高と密接な関係にある実質公債費比率、将来負担比率について、共に良好な数値を維持しているとの認識のようだが、現在の良好な指標は過去の蓄積の結果であり、現在の状況には強い危機感を持つ必要があると考える。複雑化、多様化する行政需要に対し、真に必要な施策への選択と集中による徹底した管理を行い、将来世代に過度な負担を強いることがないよう、持続可能な行政サービスを確保することを求める」とし、「令和8年度予算は、市政運営方針である『誰一人取り残さず、みんなに光が当たる、きめ細かな』予算編成であると認識している。特に、新湯治・ウェルネスの推進事業については、100年先を見据えた、新たな挑戦の年と位置付け、『市民が幸せを実感できる』『持続可能でウェルビーイングなまち』の実現に向け、市民にもその効果が分かるよう、引き続き丁寧な説明に努めることを要望する」と報告。
 美馬恭子氏(日本共産党)が、一般会計予算、国民健康保険事業特別会計予算、介護保険事業特別会計予算、後期高齢者医療特別会計予算、国民健康保険税条例の一部改正についての反対討論。一部多数決を行い、14議案すべてを原案とおり可決した。
 人権擁護委員に雨宮洋子氏(78)を選任することに同意。競輪事業会計の収入が約26億円増加予定のため、弾力条項を適用すること、公用車による物損事故の損害についての市長専決処分を行ったことを報告した。
 議員提出議案として、加藤信康議会改革推進委員長が「別府市議会議員定数条例及び別府市議会委員会条例の一部の改正」について、定数を「1減」とする議案を提出。泉武弘氏(弱い立場の人に政治の光を)が「定数削減をすることには賛成だが、1人しか削減しないことには反対」とし、これまで議長に5人削減の要望書を提出してきたことや他都市の例などをあげて、「別府市議会が現在の定数になって以降、全国では70・4%の市区が削減をしている。近い将来の人口規模を基準にすべき。要望からの乖離が大きい」。
 美馬氏が「現状維持でよいと考えている。人口が減少傾向にあるのは事実。社会は複雑化、多様化している。市民のニーズも多様化している。1人の議員が多様な意見を聞き、発信するには、今の人数でも厳しい。若者世代から熟年世代まで多様な議員がいることも大切。ある程度の議員数を確保することが大切。人口の比率から見ても、全国的に見ても多いとは言えない」とそれぞれ反対討論を行った。採決の結果、賛成多数で可決された。次回の選挙から適用される。
 引き続き、本会議を一時休憩として、議会運営委員会を開いて新たに選ばれて6人の委員の中から、松川章三氏を委員長に、市原隆生氏を副委員長に選任した。本会議を再開して正副委員長を報告。本会議を閉会した。