別府市が災害用トイレカー導入

お披露目された災害用トイレカー
家庭用トイレの用に利用できる

 別府市は、災害用トイレカーを2台導入。27日午後2時、市役所中庭でお披露目会を行った。
 地震などの大規模災害時には、衛生環境の保持は健康維持のためにも重要な要素なるが、ライフラインが止まった状態では、トイレの水を流すことも出来ずに、衛生的な状態を保つことが難しい。そのため、避難者はなるべくトイレに行かずにすむようにと水や食事を自主的に制限するようになり、健康面での悪影響が懸念される。これまでもマンホールトイレの整備などを進めてきたが、今回、トイレカーを導入することで、あらゆる場所に持っていって活用することが出来るようになる。
 トイレカーは、1台2室で、それぞれ水洗トイレとなっている。スペースはあまり広くはないが、家庭用トイレと同じ感覚で利用できる。ベースとなる車両は、軽トラック。汚水タンクは、約100回使用分の容量があり、換気扇や手洗い器、ソーラーパネル発電機などを備えている。
 長野恭紘別府市長が「能登半島地震の際、発災から1カ月後に避難所を訪れた時、トイレを我慢しているという話を聞き、実際にトイレに入ってみて、過酷な状況にあった。そのことが、様々な悪影響を及ぼしている。市長会でも、それぞれに配備して、災害が発生した場合、被災していない自治体からトイレカーを派遣して衛生環境を保つことが出来るようにという話をしている。今後もしっかり備えていきたい」と話した。