
立命館アジア太平洋大学(米山裕学長、APU)は1日、キャンパス内で2026年4月入学式を挙行した。
日本を含む45の国と地域から入学。正規生は、国内学生720人、留学生316人、計1036人。式は、学部ごとに3回に分けて行われた。
アジア太平洋学部とアジア太平洋研究科(大学院)の入学式では、米山学長が「私たちはいま、分断の時代に生きています。でも、ここに集った皆さんは違う。平和は『与えられるもの』ではなく、自分たちで『つくるもの』です。SNSには強い言葉、速い結論、あいまいな根拠があふれています。事実を確かめ、相手の立場を想像し、対話し続ける力が必要です。APUは、その力を育てる場所です。皆さんに手にしてほしいのは、専門性だけではありません。専門に、多文化で鍛えられた視点と、現場での実践が重なるとき、学びは『知識』から『力』に変わります。教室で考え、キャンパスで試し、街で動く。失敗して学び直して、また動く。この往復運動こそが、APUが世界に誇る学びです」などと式辞。来賓の長野恭紘別府市長のビデオメッセージが紹介された。
在校生を代表して、岩切春菜さん(アジア太平洋学部4回生)が歓迎のあいさつ。新入生を代表して、服部桜子さん(アジア太平洋学部)が「APUでの生活が始まれば、途方にくれたり、自分の居場所が分からなくなったりすることがあるでしょう。そんな時こそ、なぜこの大学に進学したのかを思い出してほしい。これからの4年間も、私は勇気を持って話し、敬意を持って耳を傾け続け、真に互いを理解しようと努めることから生まれるものを確かめていきたい」。
チュン・ザン・グエンさん(アジア太平洋研究科)は「APUでは、クラスメイトは国も規律も信仰も異なるかもしれませんが、その多様性こそが皆さんの最大の強みとなるでしょう。互いに好奇心を持ち、違いを受け入れ、勇気をもって自分の考えを表現してください。何年か後に私たちの記憶に最も残っているのは、成績や論文ではなく、私たちが築いた友情、身に着けた考え方、自分自身に見出した自信かもしれません」とそれぞれあいさつした。
その後、国際経営学部と経営管理研究科、サスティナビリティ観光学部の入学式がそれぞれ行われた。春セメスター授業は、6日から開始される。
