大分県と大分市は15日に2千人、16日に838人のPCR等検査を実施し、大分、別府、日田、宇佐、中津、臼杵、佐伯、由布、豊後高田の各市と玖珠、日出の両町、県外の10歳未満から80歳以上の男女252人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。15日は108人、16日は144人が新規に感染し、1日の新規感染者が100人を超えるのは、昨年9月2日以来。今年に入って、3日に感染者が確認されて以来、2週間足らずで100人を超える感染者が確認されており、急激な感染拡大が起きている。
クラスター(集団感染)も相次いでいる。中津市内の別の同窓会を中心とした会食(106例目)、臼杵市内の学校(107例目)、中津市内の事業所(108例目)、陸上自衛隊別府駐屯地(109例目)、日田市内の学校(110例目)、大分市内の大学の部活動(111例目)をクラスターと判断し、関係者の検査を進めている。
2日間の感染者の年代別は、20代87人、10代58人、40代30人、30代28人、50代19人、10歳未満11人、60代9人、80歳以上6人、70代4人。
感染経路では、家族56人、不明55人、会食35人、学校33人、知人23人、県外21人、職場18人、寮11人となっている。
別府市の感染者は、15日19人、16日20人の計39人。年代別は、20代10人、40代9人、30代6人、10代4人、50代と60代各3人、10歳未満と80歳以上各2人。経路別は、不明11人、家族10人、職場7人、知人6人、県外3人、会食2人。
別府市以外の市町の2日間の感染者数は、大分市101人、中津市42人、臼杵市18人、宇佐市17人、日田市12人、佐伯市6人、玖珠町3人、由布市、豊後高田市、日出町各2人で、県外も8人いる。
県では、成人式に関連した同窓会や知人同士での会食による感染が多く確認されているとして、発熱、頭痛、咽頭痛、鼻汁、倦怠感、食欲不振、下痢など体調に少しでも異変がある場合には、早めに医療機関の受診を。会食を行う場合は、会話時のマスク着用、密にならない配席の工夫、席の移動を行わない等の感染対策の徹底を呼びかけている。