大分県立別府鶴見丘高校の吹奏楽部、書道部、筝曲部は18日、長野恭紘別府市長を訪れ、昨年7月にビーコンプラザで開催したチャリティーコンサートの益金9万円を寄贈した。
吹奏楽部の宮崎玲奈部長(17)、書道部の堀詩絵部長(同)、筝曲部の友成瑛梨果部長(同)=いずれも2年生=が出席した。
コロナ禍で、部活動も思うように出来ない中で、発表の場を設けたいと実施。自分たちの活動が何らかの社会貢献につなげられないかと企画。感染予防対策のため、収容人数を減らして行ったが、多くの人が協力をした。当初は災害への寄付なども考えたが、アフターコロナの観光に役立ててもらいたいと今回の寄付を決めた。
宮崎部長が「コロナ禍の中で、何か出来ることはないかと考え、チャリティーコンサートを開催しました。私たちの活動で大好きな別府がもっと愛されるように、少しでも手助けをしたい」と述べ、寄付金を手渡した。堀部長は「ステージに立てる喜びと別府の役に立ち、貢献できることをうれしく思います」。友成部長も「3年生と最後のコンサートで、思い出に残るものになりました。地域貢献もできて、うれしいです」とそれぞれ述べた。
長野市長は「益金を別府観光の再浮揚のためにと寄付いただき、心から感謝とお礼を申し上げます。まだまだコロナが大変な時ですが、皆さんの活動は、勇気と元気をもらえました」とお礼を述べた。