駐日スリランカ大使のサンジーヴ・グナエーカラ氏が1日、別府市を訪れて、午後0時半両築別邸で別府ロータリークラブ(濵田建二会長)の例会に参加した。公益財団法人ロータリー米山記念奨学会の奨学生として別府RCがお世話をし、ジャパンO・KロータリーEクラブの会長も務めたスチッタ・グナセーカラ氏も同席。
会長の時間で濵田会長が「日本とスリランカの国交樹立70周年、別府RCの創立70周年と不思議な縁を感じます。60周年の時には、スチッタさんが作った別府日本語学校への支援、65周年の時に、小学校に文房具や靴を送るなど、子どもたちの支援をしてきました。スチッタさんが別府RCのファミリーになったことを縁にこういう日を迎えることになったことを光栄に思います。通訳のスジーワさんは、立命館アジア太平洋大学の卒業生で、別府の中で野球の審判を通じて、子どもたちの支援をしています。大使をお招きし、貴重な機会となりました。これまで同様、国際協調、国際平和の一助となるように、ロータリーの一員として交流を深め、続けていきたい」と話した。
グナエーカラ大使は「日本とスリランカには、強いつながりがあります。2004年のスマトラ沖地震の津波の時にサポートをしてもらい、2011年の東日本大震災では福島で週1回、カレーを作りました。つながりをこれからも大切にしていきたい」と話した。
引き続き、午後4時過ぎ、長野恭紘別府市長を表敬訪問。
グナエーカラ大使は「昨日は別府に宿泊させてもらい、山と海を見ながら、スリランカのことを思い出しました。スリランカ出身の学生とも話をしました。別府市と将来的に姉妹都市を結びたい」と話した。
長野市長は「これからも親睦を深め、さらなる交流が出来ればと思います」と述べた。
市内在住のスリランカ国籍の人は今年2月末現在で150人おり、うち留学生は昨年11月末現在で83人となっている。