別府市はこのほど、声の市報ボランティア「わたげの会」に記念品を贈呈した。
「わたげの会」は、昭和51年に目の不自由な人にも市報の内容を知ってもらおうと、県下11市の市報で初めて「声の市報」の作成を始めた。名前は、たんぽぽの胞子(奉仕)が空を飛んで、いつかどこかで花を咲かせるようにーとの願いをこめて命名した。
現在は五嶋晴代さんら10人がA・Bの2班に分かれて毎月交代で90分のカセットテープに吹き込みをしている。全員、県点字図書館で1年間、朗読奉仕をするための研修を受けており、朗読のスピード、聞き取りやすい発声法などを学んでいる。「声の市報」は、39人に届けられている。
松﨑智一副市長が記念品を手渡し「46年間に渡り、ボランティアで取り組んでいただき、ありがとうございます。市報は、市の取り組みやお知らせを届ける大切なもので、声の市報によって多くの人が助かっていると思います。今後もよろしくお願いします」とあいさつをした。