6月別府市議会定例会きょう閉会

総務企画消防委員会の阿部真一委員長が報告した

 令和4年第2回別府市議会定例会は17日午前10時、観光建設水道・厚生環境教育・総務企画消防の各委員会が付託を受けた議案に対する報告、討論、表決を行い、閉会した。
 ▽観光建設水道委員会の三重忠昭委員長は、一般会計補正予算の産業政策課関係で「コロナ禍において物価高騰の影響を受けている市民及び事業者を支援するため、プレミアム商品券を発行することに伴い、プレミアム分30%と事務費を負担金として、予算計上すると説明があった。委員から、プレミアム商品券の販売場所や他市で起きた大量購入問題の対策について質問があった。当局から、販売場所を増やすには人員確保が難しく経費がかさむため、市役所と商工会議所の2カ所を予定している。予約システムの活用と販売時に本人確認を行うことで購入上限のチェックを行う予定」と報告。また、一般会計補正予算の農林水産課関係や条例議案2件についても報告した。
 ▽厚生環境教育委員会の森大輔副委員長は、一般会計補正予算の教育政策課関係で「新図書館などの建設に向けて建設予定地の既存樹木を最大限に生かして設計するため、根茎の保全管理が必要となることから、対象となる樹木4本の樹木保全管理等委託費500万円を追加計上すると説明があった。委員から樹木を移植する委託費なのかと質問があった。当局から移植に備えて根回しをする業務委託であるとの答弁があった。これを受けて委員から、市民の意見を聴きながら進めてほしいとの要望があった」と報告。また、条例関係4件、一般会計補正予算の子育て支援課関係などについても報告した。
 ▽総務企画消防委員会の阿部真一委員長は、製造請負契約の締結について「おおいた消防指令センターシステム整備業務のうち、別府市が整備する製造請負契約の締結について、議決を求めるものであるとの説明があった。契約方法に関する質疑があり、当局から消防指令業務の共同運用に伴い、大分市が当該センターで使用するシステムの事業者をプロポーザルにより選定した結果に伴い、別府市においても同事業者と随意契約したものであるとの答弁があった」と報告。また、財政課関係部分などについても報告した。
 3委員会が審査した13件は、全会一致で可決した。
 続いて、別府市教委委員の任命、別府市監査委員の選任が議案上程され、長野恭紘別府市長が提案理由を説明した。議会は異議なく同意した。
 続いて、令和3年度別府市一般会計繰越明許費繰越計算書の提出など7件を報告した。
 議員提出議案4議案、議員派遣について、賛成多数および全会一致で可決、国立病院はじめ医療施設の機能強化を求める意見書は否決された。