関の江海水浴場3年ぶり海開き

海辺でシーズン中の安全祈願を行った
さっそく海水浴を楽しむ子どもたち

 別府市は、関の江海水浴場開きを18日午前10時から、現地で開催した。3年ぶりの海開きで、海岸整備工事のため、今年も冷川北側で実施。
 関の江海岸は海岸特有の「ハマヒルガオ」や「ハマボウフウ」などが多く自生する、別府市内で唯一の自然砂浜が残る海水浴場。例年2~3千人が訪れている。
 八幡竈門神社が神事を執り行い、長野恭紘別府市長、市原隆生市議会議長、梅木政喜市自治委員会亀川支部長、地元の後藤敏之古市町自治会長らが玉串を奉てん、シーズン中の安全を祈願。
 長野市長が「地元自治会とも相談をし、基本的な予防対策に変化はないので、普通通りの生活と社会経済活動をやるとの考えに乗っ取り、行うことを決めました。唯一の自然海岸で多くの人に楽しんでもらっています。期間中の安全を願っています」とあいさつ。
 来賓の市原議長は「暑い季節の憩いの場として活用してもらいたい」と祝辞。地元の後藤自治会長も「今年は、環境問題にも取り組み、パネルを設置して関心を持ってもらいたいと思っています。事故なく26日間を終えられるように、皆さんに喜んでもらえるように頑張りたい」と述べた。
 海水浴シーズンを待ちわびた家族連れなど多くの人が訪れて、浮き輪でプカプカと浮いたり、泳いだりして楽しんでいた。
 また、風景街道別府湾岸国東半島海べの道推進委員会の加藤千明事務局長が環境紙芝居「海を守ろう!」で、環境問題を呼びかけた。さらに、B&G別府海洋クラブの協力でSUP(スタンドアップパドルボード)体験会も実施。SUPは、ボードにのってパドルを漕いで楽しむマリンスポーツ。
 開設期間は8月12日までで、古市自治会主催のビーサン飛ばし選手権を24日と8月7日、ビーチフラッグ選手権を31日に開催する各日定員150人。