ラグビーの男子「セブンズ・デベロップメント・スコッド」の別府合宿が13日から20日まで、実相寺多目的グラウンドで行われ、19日午後3時、報道陣に練習風景を公開した。
デベロップメント・スコッドは、セブンズの大会出場選手などから、セブンズの日本代表候補になり得る選手を招集して育成・強化を図るもの。別府では男女ともに合宿を行っている。セブンズは、15人制と同じ広さのコートで行われるため、1人に与えられるスペースは広く、体力はもちろん、より広い視野と瞬発力が必要なハードなスポーツ。スピーディーな試合展開も魅力。
8月27、28日にはワールドラグビーセブンズシリーズのロサンゼルス大会が控えており、コアチームに残れるかどうか、重要な局面にあり、別府合宿も重要な位置づけとなる。
実質的に練習の最終日となり、選手は2チームに分かれて試合形式で練習を行った。足をいかして相手を置き去りにしてトライを決めたり、タックルで激しくぶつかりあい、お互いの動きを確認しながら声を出して指示を出すなど、試合本番さながらのプレーを見せた。
梅田紘一ヘッドコーチ代行は「別府は温泉もあるし、食べ物も美味しいし、グラウンドとジムが近く、練習環境が良く、選手に人気の合宿地で、気持ちよく合宿させてもらっている。(ワールドカップやパリ五輪まで)時間があるとはいえ、国際大会をより多く体験すべき。若い選手が多いので、貪欲さを感じている」と仕上がりに自信をみせた。
キャプテンの中川和真選手は、大分県を第2のホームとする横浜キャノンイーグルスに所属している。「ワールドシリーズに向けて、準備は始まっている。新しいメンバーも沢山入ってきて、能力が高い選手が沢山いるので、良いライバル心を持ってやれている。セブンズでもキャノンでも別府合宿をしている。素晴らしい環境でレベルアップにつながっていると思う。セブンズ日本代表もキャノンも応援してほしい」と話した。