令和元年度大分県農林水産祭の農林部門「おおいたみのりフェスタ」が「おおいたにトライ!味力のスクラム」をテーマに26、27日に別府公園で開かれ、多くの人が訪れた。
開会式で、広瀬勝貞大分県知事は「台風19号や昨日も大きな水害があり、東日本を中心に多くの人が亡くなり、大きな被害があった。心からご冥福をお祈りし、被災された人にお見舞いを申し上げます。農林水産祭の水産部門も台風19号の影響で中止となり残念でしたが、今日はその分を含めて盛り上げてほしい。今年も生産者が力を込めて多くのものを出品してくれている。生産者にとっては苦労の年だったと思う。智恵を出し、汗をかいて一生懸命作りました。生産者と消費者の理解が深まり、親交が深まればと思います」とあいさつ。
二宮伊作県農業協同組合中央会代表理事会長が「台風は県内生産者にも大きな営業を与えている。そういった中でも、収穫を迎えることが出来た。安心安全なものを安定的に提供できるようにしていきたい」。安部省祐県木材共同組合連合会代表理事も「木材に触れて、体験することで新しい発見をしてもらいたい」と述べた。また、開催地である別府市の川上隆副市長(市長代理)も祝辞を述べた。
会場には、キャベツ、トマト、みかん、椎茸など県内各地で作られている農産物に開始前から長蛇の列が出来るなど賑わった。他にも畜産コーナーでは、大分和牛の串、牛乳、バター作り体験など。木とのふれあいコーナーでは、DIY体験や木工教室、チェーンソーアート実演などが行われた。
文化ゾーンでは、第80回大分県畜産共進会もあり、肉用牛の種畜の部で、毛並みや発育などを競った。